『桜!失礼でしょう!

早く座りなさい!』







「はぁ〜い」




















母さんも、桜姉の態度が鼻についたのか

桜姉を怒り、自分の席に座らせた




















『桜ちゃん……だっけ?



俺、中谷 元晴っていいます

よろしくね』








「フフッ……

色んな意味で、よろしくお願いしま〜す」
























桜姉………


もう止めて………



マジで、椿姉がキレるよ

























椿姉をチラリと見ると……


椿姉は、ただ黙って桜姉を睨んでいた





















「中谷さんは、椿とどこで知り合ったんですか〜?」










『会社だよ



俺の部下が、椿で……

すごく真面目で、周りからも好かれている椿に惹かれて



俺から告白したんだ』









「へぇ………

中谷さんから……ね…」









「あ、あのっ!

この婚約も中谷さんからですか……?」


















く、空気を変えなきゃ!!














『ん?そうだよ


椿には、ずっと俺の傍にいてほしいから
プロポーズしたわけだよ』







「元晴…………」




















よしっ!!

いいムードに戻ったぞ!


















そのまま夕食を食べ

椿と中谷さんは帰って行った




















「面白くなってきた!

フフッ……


また、頂くよ。椿お姉ちゃん♡」








「桜姉………」



















俺は、ただ桜姉の笑顔を不気味に思いながら



椿姉と桜姉の対決を見守ることにした