〜 桜 視点 〜










「桜………起きて」



「う……んんっ……」












私は、目を開けると………



ベッドに大の字に両手両足を縛り付けられて
口をガムテープか何かで貼り付けられていた












「おはよう、桜」




「んんっ……!!!」
















何……っ!?

一体、どうなっているの……!?














「桜………

首痛い?ゴメンね、あまり強く殴るなって言ったんだけど聞かなくて……」






「んんっ……!!」













そうだ!


私、椿と話していたら急に首に痛みが走って………

そのまま意識を失ったんだ!














「あんたの彼氏がやったんだよ……?

私のためなら何でもするって言ってね?



桜を迷わず殴ったんだよ?」
















彼氏………?

アイツが………!?















「桜は、私の彼氏を誘惑するの上手かったみたいだけど……

所詮それは、外見だけ



私は、性格であんたの彼氏を堕とすことが出来たよ

簡単に堕ちて楽しくなかったんだけどね?」















分かっていた


椿は、私と同じで誘惑するのが上手い

性格で相手を堕とす














「まあ、それはおいといて

さあ、始めようか
お仕置きを………」






「んーー!!!」






「えっ……?何をするつもりって?
まずはね…………


指の爪を剥いでいこうと思うの
桜、毎日綺麗にしてるみたいだから

それを全て剥ぎ取ってあげようと思って」






「んんっーー!!!」
















コイツ、一体何考えてるの……っ!?

爪を剥ぐ!?






















椿は、どこからか器具を取り出してきて
私の爪に押し当てた




















「どこから剥いでほしい?
親指から?それとも小指から?」






「ううーー!!!」






「えっ……?どこも嫌だって…?
それは無理だよ。我儘言わないでね?

じゃあ、私が決めるね」







「んうーーーー!!!」






「じゃあ、まず……………
親指からいこうか」















えっ……!?

ほ、本気!?



嘘でしょう……!?

ねぇ!嘘だって言ってよ!!