初めてはキミに。





んー…。




「このみ、書かねーの?」

「ん、あー!書くよ」




わたしは窓際から2番目の1番後ろに名前を書く。




「そこ!?」

「だって、日に焼けるもん」

「なーに女ぶってんだか」




ハーッとため息まじりに、バカにした顔で修哉が言う。




それにわたしが反抗する。




「女だもん!」

「はー?どこがー」




修哉とはいつもこんな感じ。




こんな関係が落ち着くんだよね。