琉生の家について、 インターフォンを鳴らした。 ――ガチャッ 「…あら、舞桜ちゃん…」 出てきたのは、琉生のお母さんだった。 「あの、琉生は…?!琉生は…っ」 「ごめんね…琉生が、あいつらに言ったら意地でも行かせてくれないと思うからって…口止めされてたのよ…黙ってて、ごめんね」 「そう、なんですか…」 「琉生は、最後に大切な場所に行くって言ってたわ」 「たいせつな…ばしょ…」 私との、思い出の場所だ。 「琉生ママ、ありがとう!私行ってくる!」 琉生ママは、泣きながら私を送ってくれた。