柊也へ


こんなに改まった手紙を柊也に書くのは初めてなので、なんか妙に緊張します。



柊也に緊張とか馬鹿みたい(笑)



これは、柊也が告白してくれた日、柊也が帰った後に書きました。



この前、買い物に言った時に一緒に買ったんだよ。この便箋。



可愛いでしょ。



そして、まさか今日、柊也に告白されるとは思いませんでした。



生きてるうちに、好きと言われるなんて、思わなかった。



本当に、ありがとう。



気づかなかっただろうけど、私はずっと柊也に片想いしてたよ?



山田さんによると、結構わかりやすかった見たいです。



それに気づかない柊也はよっぽどの鈍感だね!



そんな君も好きだよ!(笑)



さて、前に読んだ本に、



『別れる時には、相手に一つ、花を教える』



というのがありました。



花は毎年咲くから、自分のことを忘れないようにって意味らしいよ。



私も真似してみました。でも、



花の名前だけじゃなくて、花言葉まで!



一つどころじゃなく、たくさん!!



念には念を、ということで。



だから、絶対に忘れないでください。



柊也が忘れなかったら、私は、柊也の中で生き続けるよ。



だから、私のために幸せになってください。



私の第二の人生を、柊也が歩んでください。




柊也には、たくさんありがとうを言いたいのだけれど、きっともう伝わってるからもう一つにまとめちゃうね。



柊也、ありがとう。



最後に、私からのお願い。




恋をしてください。




私以外の人を好きになってください。




幸せになってください。




幸せにならなかったら、化けてでてやるから。


以上、私からのお願いね。



柊也が、一生を終える前に叶えてください。





大好きだよ。柊也。




じゃあ、


またね、柊也