「ただいま」


「おっ、おかえり

学校どうだった?」



この会話はいつも必ずする事



「んー

普通」



これも、



「普通かいっ

他になんかないの~?」



これも。



「いっつも言ってるじゃんか

僕は人見知りだから友達なんかいないし、
話す人もいないって」


「そかそか

でもなー

そろそろ柊也にも友達できないかなー

紹介してよー

私も友達欲しいー」


「うるせー

人見知りなんだからしょうがねーだろ

我慢しろ」



頬をふくらませる鈴菜を軽くにらみながら言った。


本当だったら、


勝手にお前が作ればいーじゃん


って言ってやりたいけど、


鈴菜にはそれができないんだよな。