退屈だ。先輩がいないと俺は何をする気にもなれない。何で受験を控えた3年生にもなって赤点を取れるんだ、あの人は。 「どれだけ待たせるの…」 かれこれ1時間。まあ、追試だからしょうがないけど。これだけ待たされても、先輩を置いて帰るという選択肢が無いのは、それだけ先輩のことを好きになってしまったからだろう。 「……寝よ…」 図書館で待っている事は伝えてあるので、先輩がどれだけ馬鹿でもすれ違う事は無いだろう。そんな事を考えながら、俺は眠りの世界へと意識をとばした。