ベンチに座り、泣きながら途方に暮れていると後ろから声をかけられた。
「君、大丈夫?」
「…っ…大丈夫…です」
私は、声の主のほうを振り返った。
え… 嘘でしょ…?
そこにいたのは私の今月から通っている葉鳥高校の黒王子と女子から叫ばれてる、一つ上の先輩、
「黒川先輩…?」
がいた。
「それうちの高校の制服だよな?」
「え、あの、はい…」
私は動揺して上手く受け答えができずにいた。
何で黒川先輩がここにいるの!?
「こんな時間に何してんの?女の子ひとりじゃ危ないよ」
「え、と…あの…」
「あー…何かワケありな感じ?」
直接図星をさされたので私は、また目に涙を滲ませながら答えた。
「…はい」
「そっか、とりあえず寒いだろ?これしかないけど着ろよ」
先輩は着ていたパーカーを私の肩にかけた。
「あ、ありがとうございます」

