「ひっ…ぅあっ…ぁあっ…!」
それを見た瞬間、ゾクゾクゾクッ…と背筋に走ったなんともいえない凄まじい感覚。
それが終えたときには、ビクッ…ビクッ…と痙攣してその場にへたりこんでしまった。
あの人のことを考えて浅ましくも悦びに打ち震える自分の姿を見てこんな風になってしまうなんて…。
なおも続く痙攣に
「あっ…ふっ…ぅ…」
整わない荒い息。
「…なに、してんだ…俺は…」
なんの運動もしていないというのに激しい疲労感に襲われ、水は諦めてベッドへと戻った。
なかなか整わない呼吸にボゥ…としていると無意識に考えてしまう、あの人に触れられている自分の姿。
性懲りもなく疼き出す身体に頭を振って思考を掻き消す。
もう一度、眠りにつこう。
このベッドは、あの人のくらくらするような芳しい匂いに満ちて、あの人に包まれているような気になれるから。
とても、安心するから。
あの人の匂いを肺いっぱいに吸い込みながら目を閉じると、徐々に睡魔に眠りの世界へと引きずり込まれていった。
~side end~

