私が夢を見るときいつも、私が出てきても私自体は第三者となり、近くでその光景を見るという感じだった。
私は鏡を見たことがないので、自分の顔が分からない。
だから、夢では私の顔はぼやけていた。
芦川さんが私に向かって包丁を投げる。
私は逃げるのに必死で、後ろを見ていなかった。
見事に刺さった背中から、真っ赤な血が流れ落ちる。
私はふと真山さんのことを思い出した。
再び現実で視線を感じる。後ろからだ。
私は今うつぶせなので、いるとしたら天井にくっついているんだろう。
いるとしたら、だ。
いてほしくないけども。
私は勇気を振り絞って、天井を見た。
そこには芦川さんがいた。
手には包丁を持っている。
「コ、ロ、ス、」
芦川さんは押し殺すような声で囁くと、私目掛けて落ちてきた。
「夢のとおりだなぁ」
私は自分でも頭がおかしくなったと気付きながらも、ふふっと笑って死んだ。
私は鏡を見たことがないので、自分の顔が分からない。
だから、夢では私の顔はぼやけていた。
芦川さんが私に向かって包丁を投げる。
私は逃げるのに必死で、後ろを見ていなかった。
見事に刺さった背中から、真っ赤な血が流れ落ちる。
私はふと真山さんのことを思い出した。
再び現実で視線を感じる。後ろからだ。
私は今うつぶせなので、いるとしたら天井にくっついているんだろう。
いるとしたら、だ。
いてほしくないけども。
私は勇気を振り絞って、天井を見た。
そこには芦川さんがいた。
手には包丁を持っている。
「コ、ロ、ス、」
芦川さんは押し殺すような声で囁くと、私目掛けて落ちてきた。
「夢のとおりだなぁ」
私は自分でも頭がおかしくなったと気付きながらも、ふふっと笑って死んだ。
