引き寄せられるように近づいて、なぜかそっとそれに触れていた。 その瞬間。 バチバチバチッ 電機が走るような衝撃が体中を走る。 「きゃぁ!?」 思わず手を引き尻餅をついた私。 「すず!?」 驚いたようなやよいの声が後ろから聞こえた。 いったい、なにが・・・。 静電気? でも、まさか。 ゾクゾクっと背筋を凍るような寒気に襲われ身を震わせた。 ゆっくり顔をあげるとその先に、目を疑う光景を見た。