「人間ごときが、邪魔立てをするな」
禍々しい雰囲気に、ピリリと空気が張る。
ゾクリと恐怖に駆られた。
「おい。漏らすことなく集めろよ」
妖が、私たちではない誰かに指示を出す。
誰?
そう思い目を凝らすと・・・。
「水原先生!?」
「は!?水原!?」
妖の側にいたのは、水原先生だった。
どうして・・・。
いや、どうして、なんて決まってる。
水原先生は、妖と通じてた。
自分の興味関心のため。
妖と手を組んだんだ。
「水原!お前、なんで!」
はせちゃんが叫ぶ。
苦しそう。
だって、同じ教師で、同期で・・・。
「なんでだよ・・・。お前にだって家族くらいいるだろ!その家族を犠牲にしてまで、損な実験が大切なのかよ!」


