「・・・いた!」
騒動から少し離れた場所。
人気のない公園にその姿を見つけた。
青白い靄を纏い、禍々しい雰囲気を漂わせる妖。
その姿はまるで人のようで。
でも、纏う空気はとても人間のものとは思えないほど。
「もう、こんな事やめて!!!」
「すず!」
叫びながら駆け寄ると、すっとこちらに伸ばされた手から禍々しい光が飛んできて、地面が抉れる。
ギリギリで止まった私は、衝撃で後ろに弾き飛ばされた。
「清宮!大丈夫か!」
「すず!おい!」
はせちゃんと夾くんに支え起こされる。
吹き飛ばされただけで、怪我はしていない。
「バカ。考えなしに突っ込んでいくやつがあるか!」
「ご、ごめんなさい・・・」
はせちゃんに怒鳴られ、もっともすぎてシュンと肩を落とす。


