「瀬名くん!今日、うちにおいでよ。一緒にご飯食べよう!」
「は?」
「お腹、すかない?お父さん、帰り遅いならさ・・・。どうかな?」
私の提案に、戸惑いの表情を浮かべる瀬名くん。
それでも、私はそれを押し通して一緒に私の家へと帰ることになった。
外で待っていた信長さまと一緒に瀬名くんを連れて帰る。
お母さんには友達を連れて行くって連絡をした。
「あの、うちのお母さん、結構放任で適当なの。だから、なにか変な事言っても気にしないでね」
「・・・ああ」
「でも、料理は上手だと思う。瀬名くんの口に合うかはわからないけど」
な、なんだかドキドキする。
男の子を連れて行くなんて今までしたことないし。
友だちだって説明したし大丈夫だと思うけど。
うん。そう。
瀬名くんは友だちなんだから・・・。
友だち・・・。
瀬名くんって、ずっと憧れてたハンカチの彼、だったんだよね・・・そう言えば。
なんだか、いろいろで忘れてたけど。
いや、だからって、瀬名くんを好きにとか単純すぎるし。
ないない。
でも、弱ってる瀬名くんは、なんだか守ってあげたいって思う・・・。
って、何考えてるのよ、私・・・。


