「瀬名くん、・・・ずっと探してた妖に会って、辛くてしんどいと思うけど・・・」
「・・・っ、お前に何がわかるんだよ!」
ピシャリと切り捨てられるように拒絶される。
「わ、わからないけど・・・。瀬名くんの苦しみとか、たぶんほとんどわかってあげられないと思うけど・・・。でも、」
「ほっとけよ。別に、同乗してほしいわけじゃない。最初から、俺は一人でするつもりだったんだ。そこにあんたが勝手に割り込んできただけでしょ」
「それは・・・」
「はっきり言って迷惑だから。したり顔で家にまで押しかけられて・・・。なに張り切ってんの、バカじゃないの」
吐き捨てるような声。
全てを諦めたような。
馬鹿馬鹿しく、嘆く声。
「それでも!・・・私は瀬名くんの側にいたい!瀬名くんを一人になんか、しない!」
ずっと、ずっと、一人で抱え込んできた苦しみ。
知ってしまったから。
私、知っちゃったから。
一人になんかできない。
放っておくことなんてできないよ。
それが、同情だと言われても。
したり顔で、迷惑だと罵られたとしても。


