「おい、清宮!?」
「・・・水原、なにをした」
長谷川が愕然とした声で水原に問いかける。
俺は必死にうごめく清宮を抑えつける。
「彼女の力、使わなければ宝の持ち腐れでしょう。そして使うには、どういうモノなのか知る必要がある」
「力・・・?こいつの浄化の力のこと?そんなの、お前には関係ない」
こいつの力は確かにすごいけど。
こいつをこれ以上巻き込むつもりはない。
俺は水原を睨みつける。
「僕は僕の野心のために動いているまで。君たちにとやかく言われるつもりはない。必要以上に彼女を傷付けるつもりはない」
「必要以上にだと・・・?縄で縛りつけて、無理やりやっといてなに言ってるんだ」
「長谷川先生には、きっとわかってもらえないでしょう。僕の事なんて」
「わかりたくねぇよ、自分の生徒にこんな事をする気持ちなんて」
水原と長谷川が言い合っている間、俺は清宮を落ち着かせようと必死だった。
抑えつけるが、清宮の力とは思えないほどの力で身体を捩る。
唸り声をあげ、まるで、そう、妖のよう。


