どうしてこんなにも冷静でいられないのか。 血が頭に登って、周りが見えなくなって。 あいつの事、巻き込むつもりなかったのに。 「はぁー」 深い溜息を吐きながらベッドに倒れこむ。 謹慎処分を受け家に一人でいると、余計に思考がどんどん暗くなっていく。 やらないといけない課題はたくさんあるのに。 清宮の頬、かなり腫れてた・・・。 あれを見て、ようやく頭が冷えた。 清宮すず。 変な女。 人の事に首を突っ込んで、俺の事で怒って。 俺がしようとしてること、止めないでいてくれる。