気配がする方へ近づくと、一気に走りだした。
一気に距離を縮め、角を曲がると追い詰めた人物が行き止まりの壁の前で立ちすくんでいた。
ようやく追いつめた。
ずっと姿が見えなかった。
どういう意図があるのか。
敵なのか、味方なのか。
見極めないと。
「あなたは一体!」
言葉を投げかける。
その人は、観念したようにくるりとこちらを向いた。
白衣らしきものを着たその人。
振り返った時、私とはせちゃんは息をのんだ。
「見つかっちゃったか」
おどけたようにそう言ったのは、はせちゃんの同期であり私にとっての理科の教科担任である水原先生だった。
「水原!?」
「どうして・・・」


