「瀬名くん、卵粥なら食べれるかな?作ったんだけど、冷めちゃったからちょっと温めてくるね」
「別に、いらない」
「だめだよ、ちゃんと食べないと。薬だって飲めないし」
まぁ、私に世話を焼かれるのが嫌なんだろうけど。
病人の話なんてまともに聞いてあげる義理はない。
いやいや看病されてればいいのよ。
温め直した粥を持って戻ると、瀬名くんはベッドの上に座っていた。
「寝てなくていいの?」
「・・・寝てたら食べれないでしょ。バカなの」
「・・・そうですね」
いちいち一言多い。
でも、食べてくれる気にはなったんだ。


