「・・・う・・・」
「あ、瀬名くん?」
目を覚ましそうな瀬名くんに呼びかける。
何度か瞬きをした後私の顔を見つめている。
状況がよくわかっていないみたい。
「・・・なんで、あんたがいるの」
「ごめんね。勝手に入るの気が引けたんだけど・・・。あの、プリントを持ってきたのは覚えてる?」
「・・・あー、そういえば」
「その時、倒れちゃったの。だから、勝手に看病させてもらったよ」
そう言うと、瀬名くんは頭を抱えながら息を吐き出した。
「脇の氷外すね。冷たいよね」
「・・・今、何時」
「えと・・・。夜の8時」
気が付けば、ずいぶんここにいたんだなぁ。
私も時間気にしてなかった。


