「どうしたんだい? 答えないと分からないよ?」

しょうがない。

私は兄さんのそばに行き、彼の腹めがけて思いっ切り殴った。

「ガハッ!」

そして兄さんは倒れた。

「お姉さんごめんな。うちの兄が迷惑かけて」

私がそう言うと芸子のお姉さんは「大丈夫どす」と顔を赤くしながら言った。

次にシンさんの方を向きこう言った。

「シンさんの所為でこうなったんだから責任もって屯所に連れてってな(黒笑)」

シンさんは「勿論です!」と言って思いっ切り首を縦に振った。

皆曰くこの時の私はとても怖かったようだった。

そして皆が次から兄さんには酒を飲ませないようにしようと思った。

~side end~