何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

少しムカついたな(笑)

ぜっっっったいに勝ってやる。

「やぁ!!」

何で当たんないの!?

さっさっと殺られろよ!!

「ソウ焦ってる? そんな心を乱してたら俺は倒せないよ」

その言い方すごくむかつく!

「このっ!!」

僕は得意な三段突きをだした。

だけど……。

全部弾かれその挙句には一本とられた。

「一本。勝者鈴宮赤夜」

静かな声で一君が言った。

あ~もう!!

また負けた!

「まだまだだな」

赤夜はそう言って右の口角を上げた。

あぁ!

もう!

ムカつく!