何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~沖田side~

「赤夜~。何拗ねてんの?」

「別に」

完全に拗ねてるなぁ。

「試合するのが嫌だ?」

「べ、別にそうなんじゃねぇよ」

でも、拗ねてるじゃん。

「総司。何用だ」

あっ。

一君来た。

「待ってたよ。さぁて試合しようか」

僕が言うと一君の目が輝き始めた。

「いいけど、まず一君から試合な」

えぇー!!!

何でさぁー!!!!

「入隊試験の時お前とはしただろ」

あれ聞こえてたの?

「あぁ」

「何を話しているんだ?」

一君状況が理解していないよ。

もしかして赤夜心を読んだな。

「そうだけど?」

うわ。

しれっとした顔してるよ。