何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

「そういえばとしぞーに兄さんのアレ伝えたのか?」

「いいや。まだや。だけど大丈夫やろ。潤弥はんはしっかりしてはるからなぁ」

だといいんだけど……。

「にしても久しぶりやなぁ。赤と話すんわ。元気しとったか?」

「もちろんだ。俺を誰だと思ってる(ニヤ」

烝と話すと落ち着くなぁ。

「赤の村が襲われて少し経ってからか? わいの家に来て突然アンタらがいなくなったんのわ」

あぁ~そうだな。

「あの時はすまなかった。烝達に迷惑かけたくなかったから……」

私が謝ると烝は「気ぃすんな」と言ってくれた。

「なぁ、烝」

「なんや?」

聞こうか迷っていた。

「何でここに入隊した?」

烝が何でここにいるのか知りたかった。

「わいは武士になりたかったんや。ここに来て土方はんに会って自分が武士になってる気ぃすんや。ただそん言う理由や」

烝、武士になりたかったんだ。

「良かったな。皆、いい奴らだから」