何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

「先戻っててよ。私いつもの所行くから」

「そうか? 早めに戻れよ」

私は長めの返事をしお代を置いて、ある所へと向かった。

四半刻後……。

私はある場所へ着いた。

そこは、夕焼けが綺麗に見える、私だけの場所。

兄さんにも場所だけは教えていない。

とても落ち着く……。

あいつにも見せたいなぁ。

今頃何してんだろう……。

「そこに誰かいるのですか?」

えっ?

今声かけられた?

後ろを振り向くと、男がいた。

「……」

「どうかしました?」

何でここを知っているんのだろう……。

「あんた誰?」

「それはこっちの台詞です。ここは僕の秘密の場所です。何でここを知っているのですか?」

それはこっちの台詞だっつーの。

「答えないと斬りますよ?」