「わいはここで退散するな!! まだ、死にとうないからな!!」

烝、行っちゃった。

「今度会ったらただじゃおかない」

兄さ~ん。

怖いよ~。

「さて、あのアホはほっといて話をしようか」

兄さん、本音が出てるよ。

「俺達はアンタ達が知っているとおり人間ではない。妖狐だ」

ここからは、思い出したくもないあの出来事の話が始まる。

~side end~