何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~潤弥side~

まさかここで総司会うとは思ってもみなかった。

まぁいい。

会えたのだから。

「なぁ、お前。赤夜の兄貴ってのは本当か?」

長髪で黒髪の男がそう言った。

「そうだが。アンタは誰? 赤夜とはどういう関係?」

赤夜を利用する奴らは全員敵だ。

この男の答えによっては俺の動きが変わる。

「江戸の試衛館にいた者だ」

という事は味方……なんだな。

「そうか」

しばらくの間沈黙が続いた。

先に沈黙を終わらしたのは俺だった。

「その時は、赤夜が世話になった。アンタ達の話はあの子から聞いていたよ」

「そうか。まぁ、アイツが生きていただけで俺は満足している」

この人は自分の気持ちを伝えるのが苦手なんだな。

嬉しいなら素直に嬉しいって言えばいいのに。

赤夜……。

いい人達と会えて良かったな。

~side end~