「おい、てめぇ今なんて言った!?」

「何回でも言ってやるよ! 子供相手に大人気ないって言ったのよ!!」

女の人がそう言うと浪士がキレたのか刀を抜いていた。

ヤバイ。

「調子に乗りやがって!」

刀を振り上げ彼女を斬ろうとしていた。

キィィィィィィン

「良かった。間に合って」

ギリギリ自分の刀で浪士の刀を受け止めることができた。

「小僧! そこをどけ!」

浪士は声を荒らげていた。

みっともないなぁ。

あっ、そうか。

私今男装してるんだった。

「嫌だね。女子供に手ぇあげようなんて、てめぇは何様だよ」

私が言ったのが感に触ったのか、声を荒らげていった。

「コノヤロー!!」

浪士は私を斬ろうとしたが、私はそれを見抜き避けた。