何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~??side~

あの人に斬られどれぐらいの時間が経ったのだろう……。

もう自分の命が長くないことは分かってる……。

私が最後に……。

最後にやりたいことはなんだろう……。

「あ……おい……」

本当は喋る体力もない。

だけど……。

「茜……?」

最後に……。

最後でいいから……。

「おね……がい……。や……まざき……さんを……」

「……」

無言で立ち上がり部屋を出た私の片割れ。

やっぱり分かるんだ……。

ありがとう……葵……。

神様……。

これが私の最後なら……。

後少しだけ私に時間をください……。

あの人に……

愛しのあの人に思いを伝える時間を……。

~side end~