何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~山崎side~

「赤夜さん!! 駄目ー!!!!!!!!」

虎舞さんが沖田さんの前に立った。

そして……。

「あ"ぁ"!」

赤夜に斬られた。

この瞬間何があったのか理解出来なかった。

目の前に彼女の血が飛び散っている。

「虎舞! おい!! 虎舞!」

すぐに彼女の側に駆け寄る羅无君。

「コ……ム……?」

赤夜はそう呟いた。

彼女を見ると目に涙を浮かべていた。

「こ……む。あ………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」

自我に戻った。

「やれやれ……。まだ術が完全にかかってなかったようだ」

突如現れた西松院。

「貴様!! 赤夜に何をした!!」

ミツはすぐさま刀を構えた。

「なに。新選組を始末しろと命を下しただけだ」

そう言った西松院はとても不気味な笑みを浮かべながら笑っていた。

「今日の所は引く。また近いうちに会おう」

そう言い残し西松院は赤夜と共に姿を消した。

「怪我人の手当を最優先に! 早くしろ!!」

土方さんはそう言って隊士を動かした。

なのに何故……。

何故俺の足は動かない。

「烝!!」

土方さんに名を呼ばれ驚いた。

「辛いだろうが今は動け」

そう言われてやっと気づいた。

俺は涙を流していたのだから。

この涙の理由は……きっと……。

~side end~