何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~潤弥side~

俺は報告を聞いてすぐ赤夜の元へ向かった。

胸騒ぎがしてしょうがない……。

早く……早く赤夜の所へ行かなくては……。

「赤夜さん!!! 目を覚ましてください!!」

!!

隊士か……!?

俺は声のする方へ向かった。

ついて俺が見た光景は信じられないものだった。

「あ……かや……?」

赤夜は本来の姿……妖狐の姿になっていてその周りには赤夜が斬ったのであろう隊士達が倒れていた。

「赤夜!! 何をしているんだ!!」

俺は叫んだ。

すると赤夜はこちらを見た。

目が合った瞬間俺は何も言えなかった。

何故なら……。

赤夜の目に光が宿っていないからだ……。

「シンセングミ……。シンセングミハ……ミナ……ハイジョスル……」

彼女がそう言葉を発すると攻撃を仕掛けてきた。

「!?」

反応は出来たが赤夜には勝てない……。

いや勝つことができない……。

例え俺が妖狐の姿になってもだ。

俺は今まで一度も赤夜に勝った事がない。

「赤夜!!」

俺は叫ぶように名を呼んだ。

だけど反応はない。

何を考えているのかが分からない。

ただ分かっているのは……。