~赤夜side~

坂本達を助ける為私は西松院についた。

これは間違っているのか間違っていないのかは自分でももう分からない。

とにかくあいつらに危害が出ないようにした。

それからが過酷であった……。

「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!!!」

叫ばずにはいられない苦しみを与えられていた。

私の中で何かが起きようとしている……。

そう思いながら私は苦しみを耐えた。

“苦しい”

“痛い”

“楽になりたい”

何度も何度もそう思いながら耐えた。

西松院の方を見ると不気味な笑みをしながら笑っていた。

そして遂に私は自我を失った。

最後に聞こえたのは……