何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

「ん?」

僕は誰かがいるのに気がついた。

「そこに誰かいるのですか?」

僕がそう言うとその人物が振り向いた。

この人確か、昼間の……。

「……」

何も言ってこない。

だけどすぐに男が「あんた誰?」と聞いてきた。

いやいや、それはこっちの台詞なんだけど。

「それはこっちの台詞です。ここは僕の秘密の場所です。何でここを知っているのですか?」

僕は殺気を出しながら言った。

男は何も言ってこない。

「答えないと斬りますよ?」

僕はいつでも刀を抜けるように構えていた。

これで逃げていくはず……。

「へぇ~。やる? 俺には勝てないだろうけど」

意外な反応だった。

逃げないんだ。

僕は彼と戦いたくなった。

だけど……。