「久しぶりだな。お前ら相変わらずすぎて何も言えねぇよ」

苦笑いをしながら私は言った。

「何年ぶりだ? 龍馬が赤夜を連れてきた時はすごい驚いたけどな」

満面の笑顔で晋作が言ってきた。

ま、眩しい……。

「起きたばっかで悪ぃんだが、嬢ちゃん。あそこで何があったんだ?」

坂本が真剣な顔付きで言ってきた。

こいつのこの顔苦手なんだよな……。

「すまないがそれは言えない。言ったらあんたらを巻き込むことになる」

それだけは絶対に避けたい。

犠牲になるのは私だけで十分だから。

「言ってもらえませんか?」

「すまない……」

「ならしゃーないだろ? 赤夜。傷治るまではここにいろよ?」

こういう時の晋作はとても頼りになる。

「承知した」

まぁ、大人しくしてるか……。

それから私達は雑談をした。

~side end~