何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~赤夜side~

新選組の屯所から出てどれぐらいの時間がたっただろう………。

私達はある橋の下で雨をしのいでいた。

「赤夜様……。お加減はいかがですか……?」

羅无が言った。

「……」

何も言えない。

違うな。

なんて言えばいいのかが分からないんだ。

「……赤夜様。いくつか伺ってもよろしいですか……?」

「……何だ。言え…」

珍しく虎舞が話しかけてきた。

「私達は貴方様のお考えになっている事は分かっております。あいつを……松西院青勇を殺すという事を……」

「何が言いてぇ……。はっきり言えよ……」

虎舞は少し間を置いてから言った。

「後悔……してはいませんか……?」

後悔……?

してない。

してないに決まっている。

だけど……何で言えないんだ。

簡単な事ではないか。

していないっと答えるだけだろ。