何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

雨が降っていた。

雨は嫌いだ……。

あの時の夜と一緒だったから……。

「羅无、虎舞……」

私は二人の名を呼んだ。

「「お呼びですか……?」」

息を揃えて言った。

「お前らは……俺についてきてくれるか……?」

この時の感情が自分でも分からない。

いや、分かりたくないのかもしれない。

「我々は赤夜様について行きます。赤夜様に助けていただいた恩を返したいのです」

「………ありがとう」

二人には感謝している。

こんな自分勝手なやつのために尽くそうとしているのだから……。

屯所を出ようとした時だった。

「赤夜? 何処に行く」