何度、生まれ変わっても~幕末の時代~

~お夏side~

私がここに来て一月がたった。

私はどうしたらいいのだろう……。

赤夜さんは大事な友達……。

でも、もしあの人の命令を背いたら……。

もう分からなくなってきた……。

楽になりたい……。

「お夏さん。いる?」

この声は……。

「はい。お入りください」

そう言うと姿を現したのは赤夜さんだった。

「どうかなさいましたか?」

私が微笑みながら言うと赤夜さんはこう言った。

「お夏さん……。貴方は西松院の仲間……?」

やっぱり分かっていた……。

「だったらどういたしますか? 拷問でもして情報を聞き出しますか? それとも……私を殺しますか……?」

私は貴方になら殺されてもかまわない。

そう思っていた。

「何か理由があるの……? お夏さんがあいつの仲間に簡単になるはずがないから」

何で……疑わないのだろう……。

この方はどうしてそんな目で見るのだろう……。

敵同士なのにどうして……殺さないの……?

「お夏さんの事が知りたい……。ここに来た時点で気づけなかったのは申し訳ない……」

貴方が謝る必要なんてない……。

謝らなきゃいけないのは私の方なのに……。

「ありがとうございます……。私は赤夜さんに出会えて幸せです……」

私はそう言い目的を話した。

「私は赤夜さん……貴方を西松院の所へ連れていくのを命令されました。日にちは……今日の夜です」

~side end~