ということがあったのである。


私はすっかり忘れていた。



「あははは…………」


「早く準備して下さい。あとあなただけですよ、用意してないのは。千尋と渚と私は終わりましたので。」



やばい!!急がなきゃ!!!



「頑張ってな!舞!」


「……ファイト……」



2人の声援を聞きながら私は部屋を飛び出した。




「手当てしてもらったところが痛い!!」



当たり前のことを叫んでいる私だった。