「監視?」



暴走族が暴走族の監視をするのか?


そんな話、聞いたことない。


ましてやANGELが出向くほどなのか?



私以外もそう思っているだろう。



「依頼主は俺の古い友人でな。断ることも出来たんだが、事情もあって引き受けた。」



「事情とは?」


佑が先を見越したように問う。


「その他諸々については後で佑に送っておく。舞、佑、千尋、渚。頼んだぞ」



「了解しました」


私が肩膝を地面に着いたのと同時にみんなも「了解しました」と肩膝を地面に着けた。