思いに乗せて~大好きな人~

「あ、あそこ見てよ、めっちゃスゲエ!」

愛華の指さす方を見る

「わーお」

ドデカイガラス窓の外にキラキラと光るLEDが巨大池の周りを照らしてる

「きれいだね」

「...うん。」

見とれている時だった

「...美緒。ちょっといいか?」

後ろから声が聞こえて振り返る

「っ...龍也」

心臓が高なった。
まさか、私の好きな人が後ろにいて、私を呼び止めているのだから

まぁ、隣でニヤニヤしてる愛華の事は気にしない


「あ、うん」

「ごめん、井上」

「え、あ、平気平気!
ごゆっくりー」

と何処かへ消えてしまう愛華


「...あのさ」

「う、うん?」

一体何の話だろうか。

はっ、まさか愛華が好きでその応援とか?!

え、どうしようか