思いに乗せて~大好きな人~

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「よし、奏ー帰るぞー」

車のkeyをチャリチャリと振り回し叫ぶ拓夢

「えー、もうー?」

俺に頭を拭かれてる奏がさみしそうな声を出す

「あぁ。風呂も上がったし遅くならないうちに、帰らないと母さん心配するぞ」

「ちぇ、わかったー」

「よし、だいたい乾いたな」

男だし、使わない物だと思っててドライヤーなんて所持してない。

人の髪なんてそもそも拭いたことねぇしなんか違和感。

「龍也、お前も行くか?」

「...あぁ。」

掛かってたコートを羽織る。


駐車場には、拓夢のベンツがある。
まぁ、高級らしい

よくやるよ。

「乗って。」

拓夢が後部座席のドアを開け奏を誘導する

「ありがとう!」

俺はいつも助手席

「...龍也。親父とはどうだ?
って、今日は親父いないみたいだし顔合わせすることはないだろうけど」


車のエンジンをかけて聞いてくる

「ん、ふつーだよ。

特に何も。拓夢が暴走族を辞めたんだ。
『いつ引退するんだ』
『お前も大人になったらココで働けばどうだ』ってずっと言ってる」

「へー。なに?龍也。
暴走族引退しないの?」

「そりゃ、する。拓夢が引退した同じ年に」

「そっか」