思いに乗せて~大好きな人~

「...別に」

「奏、龍也にはな超可愛い彼女がいるんだよ」

「え?まじでー
まぁ、龍也すぐできそうだもんね
てかそんなカワイイの?」

「あぁ、写メみるか?」

「うんうん!みるみる」

「やめろよ拓夢。
美緒はみせもんじゃねぇし」

「へぇ、美緒ちゃんってゆうんだ!」

「おい、奏。
気安く名前を呼ぶな」

「お、お、こわーい」

ペロっと舌を出す仕草は、小六だからいいものの生意気にしか見えない

「てか、なんで拓夢が写真もってんだよ。」

「あれ?知らなかった?
この前会ったとき!」


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一週間前


「やっほー!みんな!」

いきなり神魔のたまり場に来た拓夢

「わ、11代目総長の拓夢さん!」

とやたら驚いてる健二に続き皆がいっせいに頭を下げる

「なになに?!」
と騒いでる井上と

パァと明るくなって「拓夢さんっ!」と満面の笑みで笑う美緒。

なんか腹立つ

ギロッと拓夢を睨む

「やーやーーみんな!顔上げなー
ふは、こんにちは!美緒ちゃん
お隣の彼氏くん怖いなぁ」

と、へらへら笑ってる拓夢

なにが彼氏くんだ

お前の弟だぞボケ
ってそれより...

「美緒ちゃんとか呼ぶな」

舌打ち混じりで忠告しとく

「ひぃ、怖い怖い。
いいじゃんいいじゃん
弟の彼女だよー?コミュニケーションも大事大事!ね!美緒ちゃん」

「は、はい。
私は名前呼びでも構いませんよ!
わたしだって拓夢さんって呼んでますし」

はぁ?お前なんで俺が美緒ってほかの男に呼ばれたくないのか分かってねぇのか...

「とにかく、ダメなもんはダメなんだ」

「いつから龍也怖くなったんだか...」

「俺は元々こうゆうやつだ...
ったくお茶飲んでくる」

「うぃー!」

パタン...

「ねぇねぇ美緒ちゃん」

「はい?」

「記念に写真撮らない?ツーショット」

「え?記念...ですか?」

「そそ!記念!会った記念みたいな?
まぁ、会ったの初めてじゃないけど!
弟の彼女だしやましいことなんてないからさ!」

「あ、ですよね いいですよ!」

「やった、ありがとう!」

カシャッ


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