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それは俺がまだ幼稚園のころ……
「うわぁーん!だれなのこんなことひたのぉ!」
最近ずっと泣いている女の子がいた。それが由里だった。
その時から可愛かった由里はよく男子共にイタズラされてていつも泣いていた
俺はいてもたってもいられなくなって声をかけたのを覚えている
「ゆりちゃん大丈夫?」
「だ、だれ?」
「僕、そらと!」
「そらと……そーちゃんだね!」
「そーちゃん?」
「そう!いいでしょ!ゆりの事もゆーちゃんって呼んでいいよ!」
そのときから俺は恋に落ちた
ゆりが泣かされていれば
「ゆーちゃんをいじめるなっ!」
そーいって由里をなぐさめた。由里は決まって
「そーちゃんありがと!これからもゆりの事守ってね?」
と言って、俺も
「ゆーちゃんのことは僕がずっと守るから」
って言っていた。
ある時俺は隣町に引っ越すことになった。ゆーちゃんにサヨナラも言えずに。もちろん小中学校と別々になった。
そして高校生になった今再び由里に会えたことが嬉しくて仕方が無い
まぁ、由里は忘れてるんだけどな