「食事…か。俺には必要ない」


今までの事を思い出す。

少年にとって今までの時間は造られた命運。逃げて来れたとはいえ、『奴ら』の計画に組み込まれているだろう。あれだけ警備が少ないし、上手がいないとは…な。

戦争の現場は今どうなっているか。戦況的に有利であれば『奴ら』が俺を捕えに来る…か。



「助けたのに礼はいうが、さらばだ」