月の光に照らされて

戻ると、子供達は枝を持ってつんつんと悪戯している。ぴくりとも反応しない少年は仰向けに変えられていた。


「何してんの!皆離れなさい!」



怒った顔をして皆に怒鳴りつけると、顔に水を垂れ流し、目を覚まそうとさせるが、起きる気配はないため、子供達と一緒に頑張って身体を持って家に連れて帰った。

家に帰るとちょうど姉達が買い物から帰ってきたところで、手伝ってもらって部屋に寝かせた。その後はいつも通り夜の食事を済ませ、早く子供達を寝かせると三人で彼を見張るために今日は彼を寝かせた部屋で睡眠をとった。



目を覚ましたのはそれから二日後の夜であった…。