「好き」と「好き」



いつもより早く起こされた私は、チャイム25分前に学校に着くことができた。


「おはよー、美沙!」


「おはよ!紗弥加!」



紗弥加は幼なじみで親友。

姉御肌系女子ってやつだよね。


「なんか美沙、今日早くない?」


「そう…そう!ねえ、ちょっと聞いてよ」

わたしは紗弥加に今朝の出来事を話した。