「好き」と「好き」



「……え!あ、う、うん。あ、ああありがと」



そう答えると、奏多は何か言おうと口を開けたが、また口を閉じた。


そして、私の部屋を無言で去って行った。



「……きまず」


奏多はこんな未来を望んでたのかな。


奏多はどんな未来の今を見ていたんだろう。



さっきの奏多の顔を思い浮かべたら



胸がずきっと痛んだのは



きっと気のせい。