朝は無情にもやってきた。 お母さんとお父さんはまだ帰ってきてないから 朝ごはんは自分たちで作らなきゃいけない。 昨日なんてなにも食べずに寝ちゃったから お腹が悲鳴をあげてる。 ご飯は食べたいけど、 そのためには嫌でも奏多との顔を合わせなければならない。 「……うぅー…。お腹すいた………」 もうどうしよう……… ベッドの上でうだうだ悩んでいたら ドアがゆっくり開いて 私が悩んでる根源の人がでてきた。 「………飯、作ったけど」