「あー俺の実家、旅館なんや。割とデカいんやけど。」 割と、じゃねーだろ、このでかさは。 つまり、慶太はでっかい旅館の息子→すっげー金持ちってわけな。 なんだか面倒くさくなってきた俺はこの際何でもいいと適当にまとめて終わらせた。 すると、 「あっらぁ~!」といきなり大阪のおばちゃんって感じの声が聞こえてきた。 「そうやの!?高校やさかい同棲なんて大変やない?」 そしてこの陽気さは、どっかのアホに似ている。 そしてその会話は俺らのことじゃねーか?