ごめんなさい、慶太さん。 正直ちょーっと忘れてました…。 私は苦笑いで再びキッチンに向かう。 「ったく、 見せつけてくれるわほんまに」 慶太さんの言葉に『見せつけてなんかねーよっ』とちょっと赤面していう隼人くんが可愛かった。 ほんとにほんとに隼人くんと旅行行けるんだぁー。 ヤバい!顔がにやけちゃうよ。 「ま、明日、出発やさかい俺帰るな。遅刻さんといてなー♪ほな、さいなら。」 バタンっとドアが閉まり、2人して顔を見合わせる。 『ゆな。あいつ、明日っつった‥?』